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失敗しない呼び出しチャイムの選び方

飲食店で店員さんを呼ぶ時や、病院の待合室で順番を知らせる時などに、音やバイブレーションなどで知らせるチャイムの事を「呼び出しチャイム」と言います。今までアナウンスなどで呼びかけていた手間を省いてくれる、便利な呼び出しチャイムの選び方などをご説明します。

呼び出しチャイムに使用されている電波の種類

呼び出しチャイムで使用されている電波には、大きく分けると2種類あります。
1つは「微弱無線」もう1つは「特定省電力無線」と言われるものです。

「微弱無線」とは電波のパワーが弱く到達距離が短い無線の事で、近距離通信用に使用されています。
呼び出しチャイムの中では使用しているメーカーの多い電波ですが、パワーが弱くノイズが多いところでは使いにくいという欠点があります。
ただし、使いやすい電波でもあるため、受信機に外部アンテナを取り付ければ電波の弱いところカバーできます。

一方「特定省電力無線」は、微弱無線よりも電波のパワーも大きく、妨害ノイズにも強いためトランシーバーなど長い距離が必要な機器にも使用されます。

ただし、日本国内の電波法令で定めている技術基準をクリアしている無線機器でなければ使用できないため、どこのメーカーでも取り扱える電波ではありません。

呼び出しチャイムを選ぶ時はまずどちらの電波を使用しているかをチェックしてみましょう。

病院やフードコートで使用される呼び出しチャイムの特徴と選び方

病院やフードコートでは「順番待ちをしている人」を呼び出すために呼び出しチャイムを使用します。

特に病院ではフルネームで名前をアナウンスする事がなくなるので、個人情報の保護になります。
また、インフルエンザなど他人への感染の恐れがある病気に罹っている人が、車の中など隔離された場所にいても呼び出しが可能なので、患者の方も気兼ねなく待つことが可能となっています。

フードコートでも商品の出来上がりをアナウンスするよりも、呼び出しチャイムを使用して、音やバイブレーションでお知らせする店舗が格段に増えました。

このようなシーンで使用されるチャイムは、呼び出し側で受信機の番号を入力し、受信機の方で信号をキャッチして音やバイブレーションがなる仕組みとなっています。

呼び出す側としては作業と並行して相手を呼ばなければならないので、できることなら少ないアクションが望ましく、それに答えるかのように「ワンタッチ操作」を売りにしているメーカーも多いほどです。
その他にも、呼び出しチャイム音やバイブレーションのバリエーションが多いタイプ、送信機への呼び出し受信を自動に返信するものなど、ただ音を出して知らせるだけではない機能にも注目したいところです。

飲食店や工場で使用される呼び出しチャイムの特徴と選び方

飲食店などで使用されている呼び出しチャイムは、客がテーブルの送信機を押すとコールが鳴り、店員が受信機で表示された番号を確認して客対応をするシステムとなっています。

騒音の激しい工場などでは、パトランプなどと連動して知らせる仕様のものもあります。 送信機は常にテーブルの上においてあるので、丈夫なもの、衛生的なもの、盗難の心配のないタイプを選びましょう。

居酒屋などで使用する場合は、うっかり液体をこぼしても大丈夫なように防水機能も備えたいところです。 飲食店は店舗の広さや座席数などそれぞれ業務形態が違いますが、メーカーによっては送信機の少数対応、個室対応、1階2階での階層別対応などをしている場合があるので、まずはどんな機能を備えているのかリサーチすることをおすすめします。

呼び出しチャイムは実際に使用してみないことには、使い勝手が分からないことがあります。
デモ機の貸し出しを行っているメーカーも多いので、実際に使用感を確認してから業務に合った呼び出しチャイムを選びましょう。

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